動物病気治療_椎間板ヘルニア
   デニ ム ちゃん
     
   ・ミニチュアダックスフント(去勢済み)
   ・9歳

椎間板ヘルニア
 
  始めからダックスと決めてペットショップに行ったという息子さんがデニムちゃんを迎えて9年が経ちました。ボール遊びの好きなデニムちゃんは家族の人 気者で、今やお父様の心まで捕らえています。
 いつものように遊び、玄関から飛び降りたデニムちゃんが突然動かなくなりました。訴えるような眼をして、声も出ません。異変を感じた息子さんは夜中 救 急センターにデニムちゃんを連れてきました。椎間板ヘルニアです。ヘルニアが、飛び降りるという行為で一挙に突出したのです。その上、心臓に疾患のあるこ とも判明しました。手術について説明されますが、心配で乱れた心から理性は吹っ飛び、「麻酔から醒めなかったらどうしよう」という恐ろしい考えばかりが浮 かびます。涙が止まりません。可愛い仕草が次々に浮かんできます。でも、デニムちゃんが確実によくなる選択肢は他にはないこともわかりました。
 手術の結果は思った以上に髄核が飛び出ていました。心臓疾患を常に意識してモニターを見据える助手、重度のヘルニアを少しでも短い時間で手術してあげよ うとする医師の気持ち、そして家族の祈り。
 昼過ぎ、デニムちゃんと面会できました。「ああ、生きて戻ってきてくれた!」安堵の笑みがこぼれます。
 2日後、お家に戻ったデニムちゃんはまだ歩けません。術後の痛みなのか、元気も食欲もありません。しかし、3日目の昼間、宅急便屋さんのチャイムに反応 したデニムちゃんが突然駆け出しました。途中、「何で、ぼく走っているんだろう?」と何度も振りかえっていたそうです。それを見たご家族の驚きと喜びは最 高潮。
 抜糸の済んだデニムちゃんの太くて短い肢は確実に大地を踏んでいます。誇らしげに尾をあげて、でも、肢はいつものように忙しげですが。お父様の目じりが 下がります。


当ページは、動 物たちの闘病生活を振り返っていただいたものです。
同じようなご病気でお悩みの方のご参考になれば幸いです。

動物手術センター: 044−433−5005


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