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ダックスフントやビーグル犬に多い「椎間板ヘルニア」
椎間板ヘルニアは、椎間板の円板が脊髄側に突き出して脊髄を圧迫して起こる疾患で、その突出の度合いや場所により痛みや様々な運動障害を引き起こして来ま
す。特にダックスフンドやビーグルなどは、軟骨異栄養症という遺伝的な疾患により生後6ヶ月位から変性を起こし易い事が知られています。最初のサインは、
動きたがらなくなったり、痛みから始まります。そして進行すると後肢のふらつきや麻痺、排尿障害などに進行していきます。
予後に大切なのは、早期の診断と治療です。診断は、神経学的検査と麻酔下でのレントゲン検査(脊髄造影)、CT検査です。
治療は、検査を進めながら脊髄の腫れをひかせる点滴治療と早期の手術です。
本当に怖い、動物達の「異物摂取」
@胃内異物
異物(おもちゃ、ひも、ボール、串、植物の種など)を飲みこ
むケースは大変多いです。来院のきっかけは、飼主さんの目の前で飲みこんでし
まって、すぐお連れになる場合や、嘔吐や食欲不振が始まって、質問してみますと<も
しかして何か飲んだかも知れない>という場合があります。来院されたら、まず、レントゲンを撮って異物や異常な消化管ガスなどがあるか確認
しますが、レントゲンでははっきりとわからない事もある為、次に内視鏡検査を行います。直接カメラで胃の中を確認して、軟らかいものや小さい物などであれ
ば、専用のかん子で取り出す事も可能です。それ以外の場合は、内視鏡で異物を取り出す時に食道を傷つけてしまう可能性がある為、開腹手術を行い、胃を開い
て直接異物を摘出します。その後は消化が良く、栄養価も高い流動食のお食事を、少しずつ回数を分けて与えていき、約1週間ほどで通常のお食事にもどす事が
できます。
A腸内異物
胃内異物と同じように異物を食べてしまい、時間が経過して胃
から十ニ指腸、小腸へと流れてしまう事もあります。レントゲン、内視鏡と、はっきりと分からない時は、造影剤を飲ませて診断を行います。治療は、外科手術
で腸から異物を摘出します。小腸は細い管なので、異物によって腸閉塞を起こしてしまったり、ひもなどの線状異物は、腸を切っていて破れる事や、串など突きぬけて、腹膜炎を起こしている事さえあります。それらの理由から、胃
内異物よりも全身状態が悪化している事が多いのです。術後は胃内異物と同様に食事管理を行い、腹膜炎などがある場合は、強力な抗生物質療法や輸液療法等を
行います。
B異物による食道閉鎖症
小型犬、超小型犬には特に、ジャーキーやミルクボーン等のおやつを丸呑みして、食道に引っ掛けてしまうケースが大変多く、自力で吐き出そ
うとしても吐けずに苦しそうにもがく仕草が見られます。診断はレントゲンと内視鏡を使用して下します。
内視鏡で取り除ける場合も稀にありますが、殆どが開腹手術を行い、内視鏡等で確認しながら胃まで流し込み、胃を切開して異物を摘出する方法が取られます。
無事摘出できても、大きな異物が食道を傷つけてしまっている事が多いのが実情です。食道は傷が治る時に縮んで狭くなってしまうので、それを避ける為にお薬
を使いながら胃チューブを入れ食事を通さないような治療をします。そして一週間後に内視鏡検査をして確認をします。
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